先ほど,ニュースで「愛知県豊橋市立章南中学校」の生徒が水難事故にあったという。まだ,詳しくはわかっていないが,1人が重体という。手こぎボートが転覆し,投げ出されたらしい。また,この時,強風注意報が出ていたという。ニュースを見る限り,波の様子から危険を感じる。誰でも感じる状態に見えるし,救助された生徒も「波が高く,ゆれて恐かった」と証言している。
さて,私たちは,子どもの安全のため,いろんな情報を集め,まずは判断し,そして引率の責任者が最終判断をする。今回の判断は,どうだったのか・・・。特に,校外での活動は,より慎重に判断するのは言うまでもない。特に,水の上だとすれば,安全を考えるのは当然だ。
ニュースを見る限り,今回の「判断」は,間違っていたと言わざるを得ない。その責任は重い。教育委員会は,この事故を重く考え,当然,安全最優先の判断をすべきだ。
ちょっと気になったのは,実施するかしないかは専門家の判断とこの学校の教頭がコメントしていたが,本当にあの波を見て,教師は,誰も「疑問」を感じなかったのだろうか。もし,私なら,「やめましょう」と言ったと思う。私たち教員は,直接子どもの安全を第一に考え,それが例え専門家としても,意見する事はできるだろう。
以前,私たちが引率した「修学旅行」で,「海での活動」があったが,当日は,雨が降って見通しが悪い状態であった。地元の人は,何とかできるでしょうという判断だったが,私は,「中止」を決断した。子ども達は,やりたかったようだが,安全を第一に考えての判断だと思っている。
結果論だが,その後,大雨となり,とても活動できるような天候ではなかった。本当に「中止」にしてよかった。まさに,私たちは,子どもの命を預かっている。校外での活動では,「もし,こうなったら・・・」「こういう準備があるから大丈夫だ」とか「これは,危険だ」というような意識が絶対に必要なんだ。
また,雨にもかかわらずハイキングを実行したこともある。それには,まずは,雨の中を教師数人で歩いて安全を確認し,天気予報も確認し,今後どうなるかを判断し,予報が間違った場合を考えて行動した。この地域は,雨が降ったとき道がどういう状態になるのかも確認した。当然,安全に関わることは1つも起きなかった。子ども達は,雨の中のハイキングをいまだに思い出にしている。
これも,ある意味経験かも知れない。どういうわけか,私は,こういう場面の経験が多い。だから,自信を持って判断できると思っている。そういう教員が減ってはいないか。若い世代の教員は,身近にある「危険」を察知できる力が弱くなってきているような気がする。また,校長・教頭も,安全の判断と言うより,「何かあったらいけない」という判断しかしなくなってはいないだろうか。本当の意味での「安全の判断」を鈍らせてはいないか。今一度,この事故を教訓に「安全」の意識を再確認したい。
何とか,この重体の生徒には何とか回復してほしいと願う。
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