私たちは,教員になってすぐに「一人担任」だった。当然,一人前であるべきだと思った。しかし,今,ほとんどの学校では,新規採用者は,副担任であったり,二人担任だったりする。これは,悪いことではないが,いつの頃からか,こうなって,新規採用者は,まだまだ一人前でなくても良いというような風潮になってきた。これは,若い教師の自立を妨げていないだろうかと危惧している。
私は,何もできない担任だったが,当時の学年主任は,わたしがうまくいかない場面があると,子ども達に「若い先生は良いな。みんなのことを真剣に考えているぞ」とフォローをした。また,保護者へも「よかったですね,新卒の先生で・・・・」と話した。これが,私を独り立ちさせていったのは言うまでもない。
しかし,今,同じ事ができないのは,人材の問題かも知れない。また,最初に書いたように,新卒を「一人前でなくて良い」という体制の問題かも知れない。
私も,ここ10年くらい見る新卒は,明らかに私たちの頃とは違っている。真面目で,勉強熱心。しかし,子どもとの接し方は上手くない。結果として,いつまで経っても担任ができない人がいる。これって,採用試験に問題点があるんじゃないかと思う。だって,採用試験に合格できなかった講師さんの方が正規採用者よりよくでき,中には,正規採用者が担任になれず,講師さんが担任をやっているという訳のわからない事になっている。これでは私たちはたまらない。もっと,ちゃんとした採用試験をしてもらわないと,歳を取っても何人分も余分に働かなければならない。
3年も4年も担任ができないとなれば,やはり,教育委員会は,それなりの行動を起こすべきだろう。そうしないと,情熱を持って,正規採用者より頑張っている講師さんに申し訳ない。
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