成人式を終えた教え子が家に来た。開口一番「先生,先生のクラスは真面目にやっていたよ」と。本当に嬉しい言葉だ。卒業の時,「おまえ達の20歳の時,そして10年後を考えている」という話をした。ちゃんと覚えてくれていた。
しかし,私のクラス以外では,残念ながらそうでなかった子達もいたと聞く。常々,私はクラスでいろんな話をしてきた。嫌な言い方だが,これは,教師としては全く評価されないのだが・・・。しかし,この教え子達の言葉が私の最大の評価だと勝手に思っている。
ちょっと前にも,成人式で「先生のクラスの子は,茶髪ゼロでした」と言われた。別に茶髪がいけない良いという事ではなく,私は,具体的には誤解をうむといけないのでかけないが,成人式について卒業の時に話をした。ちゃんと覚えていてくれる。これが教育だと私は思う。この5年10年後の彼らの姿が「教育の成果」なんだと私は信じて今も頑張ろうと思う。
もし,この考えが正しければ,きっと良い日本になるだろう。そうじゃないだろうか。こういう思いを持った人が教育委員会にいれば,そして,その人の思いが学校に届けば,きっと良い方向に向かうだろう。リーダーがこの思いを語り,若い教師が伝承していけば学校は変わる。私くらいの歳だと,若い教師は「出世できない人」という見方をしてしまう。「こういう考えだから一生ヒラ教員なんだ」とね。残ながら私に残された時間は少ない。私の周りには同じ思いの人が多いが,人の上に立つ人はいない。人の上に立つと,こういう思いではやっていけなくなるんだろうか。寂しい物だ。
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