2009年11月21日土曜日

「沖縄中学2年生・集団暴行死事件」に思うこと

 弱い立場の子を集団でからかったり暴力をふるうこと,残念ながら,どこの中学校にも存在すると考えて良い。今回のような事態にまで発展してしまうことも増えてきているように思える。

 特に,加害者側の子への指導が「ほぼ不可能」と言うこともある。保護者も指導に協力でない場合は,学校での指導は,限界を超える。たぶん,世間一般的な考えでは,「学校の先生,何とかしろよ!」という思いが強いだろうが,やってもやっても解決しないことがあることを知ってもらいたい。

 例として,力の弱い子に「1発殴ってみろ」と脅す。その子は,恐くて,ものすごく弱い力で相手をたたく。こうやって,まず先に手を出させたことにして,後は,もうやり放題で大けがをするくらい殴る。加害者はどちらなんだという話になり,問題を抱えている子の保護者は,「相手が殴ったから仕方がない」という姿勢。ある時,これと同じような事で,最初に手は出したが,それは,脅されて手を出したというか,出さないと仕方がない状況で,出した子が大けがをし,警察に被害届を出した。
 しかし,警察は,「相手が先にに手を出した・・・」という事実でしか話をせず,私たちの話を聞こうともせず,「けんか両成敗」という処理をした。この事が,弱い子には,耐えられなかった。「誰も助けてくれない。警察ですら助けてくれない。」としか思えなかった。

 今の時代,学校で解決できず,警察でも解決できず,泣き寝入りをする事がある。これで良いわけがない。今回の沖縄の事も,私の想像は,今書いたような状況ではなかったのかと思う。捜査権のない学校に,期待するのは,もう無理なんだろうか。それを可能にする方法はないんだろうか。そうしないと,今までにも起きた「いじめ」「暴力」による死は,なくならないと言える。

 30年ほど前は,警察は,指導に熱心だった。今回のような事件でも,どっちが強い立場かをすぐに認識した。しかし,今,そう感じられなくなったのは,「人権に配慮」という姿勢が前面に出てきてからに思える。本来,全員にある「人権」が,弱い立場の人たちだけの「人権」をないがしろにするような時代になってきているのではないか。誰の人権を守るのか,私は,とても疑問に思っている。
 今でも忘れない警察官の言葉がある。「先生,相手は,弁護士をつけているんで・・・・」というもの。これって,おかしくないかな。弁護士がつくのが悪いことではない。しかし,弁護士がついたことで,捜査や処分が一方的になったとしたら,法治国家は崩壊するんじゃないだろうか。

 あえて言う。学校ガンバレ!警察ガンバレ!そして,教育委員会ガンバレ!そうしないと,今回のような事件は,残念ながら,必ずまた起きる。

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