名古屋市内の中学生が,「焼身自殺」をしたという記事を見た。何とも悲しい事である。中学生を教えている身として,何とかならなかったのかと思っている。
まして,記事によれば,自宅から結構距離がある。夜中に歩きながら,自分の最後の場所を探していたんだろうか。その時の気持ちは・・・。と考えると辛い。
テレビや新聞などのメディアが,いろいろと報道をしているようだが,ぜひ,中学生であることを考えての報道にしてもらいたい。今までの経験だと,事件や事故があると,すさまじい報道合戦のようになり,その対応に追われて,本来やるべき事ができないこともある。以前,緊急で電話をしても学校につながらない。理由は,新聞社やテレビ局が,ひっきりなしに電話をしてくるため,私たちの連絡すらできなくなってしまう。結果として,保護者に多大な迷惑をかけることになる。
こういう事を,新聞テレビ局の人たちは,本当に考えてほしい。命より「報道の自由」が優先するとは,私は思えない。
それと,今回は,ほとんどの報道が学校名を伏せていたのに,学校長の会見では,顔も映していた。これでは,どこの学校かは,すぐにわかる。教育委員会は,こういう報道に対して,教育という観点から,もっと,報道機関に「善処」するよう依頼すべきではないか。また,もし,それを無視して報道をしたとすれば,断固教育長が抗議すべきだろう。そうしないと,今後も同じ事が起きる。ただでさえ,インターネットの普及により,情報が瞬時に伝わっていく時代である。慎重にも慎重に対応すべきではなかったかと思う。報道機関が,同じ中学校の生徒宅を訪れてインタビューを試みる場合もある。
以前,私は,あるテレビ局のスタッフと言い合いになったことがある。ある事件で来ていたテレビ局の数名が,放課中に,何の許可もなく路上から校舎方向を映していた。私は,そのとき,子ども達が言ったことを今でもはっきり覚えている。「先生,あれだって,【盗撮】だよね。」「私たちは映りたくないのに,映しているし,着替えをしている部屋までとっているんだから・・・」と。
私が,猛抗議したことは言うまでもない。また,私のとった行動を後で教頭も支持してくれて,テレビ局の担当者に抗議をしてくれた。そういう教頭もいるんだと,私は,少し嬉しかった。こういう姿勢は,管理職には必要な事だろうと私は思う。
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