今日で,転任で学校で会うのが最後になる先生が「本当に,先生,大変でしたね。」「最後まで,よく頑張られました。」と声をかけてきた。
そして,今年1年にあったこと,そして,「先生が,どうしてあのクラスを持つようになったか」という事など話をしてくれた。うすうすは,感じていたが,全く自分の考えと同じだった。赴任時に,3年生の事を聞いたとき,全く事実を言わず,隠していた。大変さの1つも言うことはなかった。
そして,3年に配属した。何の連絡もなく,希望もしていない学年だった。 確かに「大変だ」と言えば,「嫌だ」となるだろう。しかし,全く事実を言わず,当日まで,何の連絡もせず・・・。転任者以外の人の言うことは聞いて・・・。何でもかんでも連絡をしろと言っているのではなく,尋常でない状態であるにも関わらず,何も言わないのはいけないんじゃないか。
私の考えは,大変なら大変だと,説得をするのが管理職の仕事じゃないかと思っている。私自身,今までも何度も説得された。持ち上がりでなく,他の学年に配属されたときは,わざわざ家にまで足を運んで説得をした校長もいた。これが,上下なく,「礼を尽くす」という事じゃないだろうか。生徒指導担当が持ち上がらず,5クラス中,2クラスの担任しか持ち上がらない状況。しかも,3年生である。何度も書くが転任してきた3人を3年の担任にする。内1人は,若い常勤の講師さんだった。これで,何も言わずやれと言うのは,私は,今でもおかしいと思っている。
1つ前の学校に転任したときも,当時の教頭が,電話で,事情を話をし,私も最初は断ったが,何度も説得をされ,納得をして3年で,進路主任を引き受けた。この教頭は,女性だったが,はっきりものを言い,学校事情を話し,正直に包み隠さず話をしてくれた。確かに,厳しい人で,私も数度叱られたことがあるが,信頼ができる人だから,素直に話が聞けた。校内人事とは,そういうものではないだろうか。
「本当にひどいよね。今年度,変わってきた3人に担任を持っていくんだものね。しかも,ひどい方から3クラスだから・・・」と言う。「先生が,途中休まれたとき,もうダメだろうな。」と思ったそうだ。「でも,先生が,卒業式まで頑張ってくれたことで,何とか3年生も卒業式でちゃんとできたね。特に,先生のクラスには,何人もいたから,本当に大変でしたね。文化祭も3年生を送る会も先生は,出られなかったですよね。」
この事は,一番クラスの子がわかっていて,文化祭で学年の先生方の発表にも出られなかった私に,数人の女子が「先生,大変だね。一番悪いクラスを持たされちゃったね」と言った。子ども達ですらわかっている事実である。学級の時間に対応でいないときも多かったが,他の子達は,十分に私のことを理解していた。この子達は,ここにはかけないくらい辛辣なことを口にしていた。学校が崩壊していることを感じた。
「何人もの先生が逃げたせいで先生がやらされたんだね。大変だね。」保護者からも,今年から来たと言うことで言いやすかったのか,何度も学校批判・教師批判を聞いた。ここまで放置してきた学校の責任は重いと思う。今まで出会った尊敬できる教頭さんや校長さんなら,どんな対応をしただろう。そういう思いばかりだった。
今日は,こんな話を,今まであまり話をした人ではない人から言われ,何となく,「気にしてくれた人がいたんだ。」とちょっと嬉しくもあった。ただ,「先生,誰も守ってはくれないから,自分で,自分を守ってくださいね。」と言われた。確かに,そう思う自分である。
それを実感したのは,数日体調を崩して休んだときに,「授業をどうする。」「何をさせようか」という電話が続いた時,本当に涙が出た。私は,今まで,体調を崩して休んだ人がいた場合,学校にいるメンバーでやることを考えてやった。この学校は,そうでないんだ。何度も無理して学校に向かった。
私は,去年の人事をスタートに,1年で「人間不信」になったような気がする。誰と言うことは書かないけれど,何人もの人に対して,不信が募っていった。
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