先ほど,早めに風呂に入った。よく見ると,あちこちに「あざ」がある。この数日間で,生徒達との小競り合いでついたケガの痕である。
本当に,卒業式の練習に入ってから,毎日のように争いが起きた。突っかかってくる生徒。止める私。当然,生徒の手が出る・足が出る。それをよけた結果が「あざ」となっている。
確かに,卒業式は,予想よりは,良かった。しかし,私たち教師の「心の傷」と「体の傷」は,いまだ癒やされることはないだろう。また,癒しの言葉もかけられなかった。今まで,私が3年生をやったときは,必ず,3年生全職員に対して,「ご苦労様」という言葉があった。今回初めて,何の言葉もない,終わり方だった。まあ,仕事だからやるのが当然というのもわかる。だけど,この学校のひどさは,誰が見ても異常といえる。先生達の限界を超えている状況なんだから,一言かけて当然と私は思う。
ところで,去年,私が1年から育てた子ども達が巣立ったとき,確かに大変なことが多かった学年ではあったが最後は,本当に感謝の心を持って卒業した。その式の後,教頭から「本当にご苦労さん。いい学年経営を見せてもらったよ」と言われた。これほど嬉しいことはなかった。
私は,この教頭に,「私が育てる3年間を見てほしい。だから,卒業させるまでは転勤しないでよ」と言ったのを覚えている。彼は,その約束通り,私の育てた子ども達の卒業式を見て,先ほどの言葉をかけてくれた。本当に,「苦労が報われた」と思った。途中,絶対に主任は嫌だというのを,彼の何とかやってほしいという願いを聞き入れての学年だった。だからこそ,彼は,こういう言葉をかけてくれたんだと思う。尊敬している教頭(現 校長)だ。
人をやる気にさせ,自分で無理に頼んだ人には,それに報いるような言動ができる。どれだけ助けられたかわからない。若くして校長になったが,私は,当然のことだと思っている。そういう資質を持っている人である。世の中の校長が,すべて,こういう人だったら,学校は,良い方向にかわるだろうし,働いている教職員も「やる気」が出るだろうな。
無いものねだりじゃないと思う。こういう人は,何人もいる。でも,?と思う人が校長になったりするのを聞くと,校長になる資質とは,いったい何だろうと思う。答えは,ある意味簡単で,「学校を良くするために全身全霊を傾けられる人」と言うことだろう。リーダーとしての自覚を持って,自分の目標をしっかり持って,邁進する人。これが,条件かな。
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