現在勤務している学校で思うことは,若い世代の教師が多いこと。ただ,ここで,「育てられていない」と感じる。誰が,それを怠ってきたのか・・・。
私が,教師になった頃は,多くの先輩教師から,いろんな事を教えてもらった。当然,4年目くらいからは,先頭に立ってやる仕事も多くあった。だから,30歳も超えれば,一人前の教師として,自信を持って人の前に立って,学校を引っ張ってきたと自負している。
しかし,今,30歳を超えた教師達を見ると,多くの教師は,人を引っ張っていると感じる人は非常に少ない。これは,この教師達の先輩達が,「教師として育てる」事を怠った結果だと思う。今,自分は,すでに50歳を超え,自分の感覚から言えば,30代40代の教師達の手伝いをしながら,アドバイスができる立場だと思っている。いつまでも,私のような年代が全面に立てば,若い世代の教師は,育つはずがない。
今,学校の若い教師は,優秀だ。誤解を受ける言葉だが,私たちの若い頃は,ユニークな教師がいた。しかし,そこから学ぶものがあった。個性である。しかし,今,どこを見ても同じように見える。自分の年齢もあるだろうが,教育委員会の採用・採用されてからの研修・現場での育て方のいずれかに問題点があると思う。
指示待ち人間が増えた。人を引っ張る力を持った人が減った。いや,育てなかった。例は違うが,担任を持つと,クラスのリーダーを育てていく。しかし,今の学校には,リーダーを育てる力がない。研究をすることが一番だと思っていないだろうか。研究論文を懸命に書く若い教師を見て,私は,順番が違うと思う。まずは,子ども達の指導が先じゃないか。論文をああだこうだと集まってやっている時間があるなら,子ども達と一緒に行動してほしい。
これは,彼らが悪いんじゃなくて,そうさせている先輩教師の問題である。研究に逃げるなと言いたい。ただ,これを書かないと出世はしないけど・・・。
でも,両立させて出世している人もいる。私は,こういう人は認めている。ただ,多く見積もっても,今までであった上司で,両立した人は,半分くらいしかいない。
今書いていて思い出すのは,2人の校長である。その日,研究会があった。しかし,学校で問題が起きた。私が今でも尊敬している校長は,「研究会より学校」と,電話で欠席を連絡してくれた。もう一人は,全く逆で「研究会に行け」と言った。指導の当事者だったにも関わらずである。案の定,後者の校長の時の学校は,まさに荒れ放題であった。たぶん,自分がそういう生き方をしてきたんだろう。
しかし,前者の校長は,校長会でも役職がある立派な校長だった。「自分の学校」をどうするのかをしっかり考えて決断するのが校長なんだと思う。
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