30年近い教員生活で感じたのは,「上が変われば,学校は変わる!」と言うことである。これは,校長自身が他の人になるという意味もあるが,そうではなくて,校長が「やる気」になって,必死に頑張れば変わるという意味でもある。
今まで,いろんな校長を見てきた。人を見る目があるとは言い切れないが,私が,今でも尊敬している人が校長時代の学校は,必ず「良い方向」に向かっていった。しかし,「なんだ,この校長は!」という人の時には,残念ながら,どんどん悪い方向に向かっていった。
この差は大きい。その人の「力量」にも関わる事だ。しかし,校長として赴任して,どういう学校にしたいかが語れない。あるいは,どこかの本に載っているようなことしか言えない人では,話にならない。私が尊敬している人は,とにかく,私たちと同じ目線になって,生徒と向き合った。その学校は,今は,また「問題を多く抱えた学校の1つ」になっているが,その校長が赴任して3年間で,信じられないほど「問題が少ない学校」になった。
しかし,その人が,転任してからまた元に戻ってしまった。現実的に言えば,校長によって学校は変わってしまうと言うことだ。当然,私たち教師の責任がないとは言わない。でも,教師がさほど変わっていないのに,荒れた学校になってしまったのは,「流れ」が変わったからである。それは,とても小さな事から始まる。今までは,「こうだった」という部分に対して「違う」という指導が入る。やることやることに「違う」と言われてしまう。組織としての機能不全に陥ってしまった。
教育委員会は,本当にもっと,「リーダーとしての資質」や「リーダーとしての役割」を指導してもらいたい。ただ,厳しい言い方をすると,教育委員会にいた人で,疑問に感じる人がいたのもある。まあ,たまたま私と合わなかったのかも知れないのだが・・・。
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