2008年10月17日金曜日

育てられなかった世代!

 学校の長く勤めると,いろんな仕事がまわってくる。そこで,能力を発揮できる人もいれば,そうでない人もいる。

 最近考えることは,自分が新卒から数年間,先輩の先生から,いろんな事を教わった。生徒指導も進路指導も,事務的な仕事も・・・。特に,自分の係でない仕事も手伝うことで,理解できた。今でも覚えているのは,初めて中学校3年生の担任をしたときの進路指導では,ものすごく学んだ。中でも,進路指導主事と一緒に行動し,現場で進路指導を学んだ。当然,生活指導も,「やってみろ」という場面も多く作ってもらい,それで学んだ。

 しかし,最近思うことは,そういう経験がなく,突然その係の長になる人が多いと言うことである。明らかに経験不足だと言わざるを得ない。若い頃は,すべての仕事を,学び,そこから,自分が最も得意とする仕事に進むのがベストではある。しかし,人員構成はそうならないので,どの仕事も一通りはこなせるようにしておかなければならない。
 また,中学校だと,私の若い頃は,男の先生の数が,明らかに多く,8クラスあれば,6クラスが男の担任で,2クラスが女性というくらいの割合だった。生徒指導も男の先生が中心だったように思う。しかし,今,半々ならいいほうで,女性の先生が多くなった。悪いことではないが,対教師に向かってくる子どもが多い学校では,どうしても,人不足に陥ってしまい,なかなか改善できない事もある。せいぜい,半々の構成にしてもらいたい。たぶん,女性の方が,採用試験の結果が良いんだろうな。今,私が勤務している学校も5クラスで,2クラスが男の担任で,3クラスが女性の担任である。学年の先生も加えれば,女性の先生が明らかに多い。

 さて,なぜ,私たちの若い頃のように「後輩に教える」ということがなくなったか。これは,間違っているかも知れないが,学校外での研修の多さではないかと思っている。現場で学ぶべき事まで,研修会で学ぶというのは,所詮無理な話である。机上の空論になりかねない。教師は,現場で学ぶべきだと私は思っている。
 また,私は,今はもう「教える」という歳を超えたと思うが,それまで,新卒で赴任してきた若い先生達に,いろいろと自分の考えややり方を教えてきたつもりである。そのスタートには,校長が,「おい,きちんと教えてやれよ」という激励があったからだろう。教師同士で磨きあうという感覚は,今はなくなりつつあり,「なれ合い」とでもいうような状態になりつつある。私の頃は,「言い合い」もけっこうした。激論とまでは言えなくても,夜遅くまで,意見交換をしたものだ。
 今も遅くまで残っている教師は多い。だけど,昔とは明らかに違う。和気あいあいだ。悪いことではない。でも,よりよい方向が見えてくるかと言えば,難しいと思う。

 こんな事を考えるようになってしまったのは,自分が相当歳を取った証拠なのかも知れない。

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