対教師暴力が起きたときの対応,これが,まちまちだ。学校としての基本線がない。したがって,個々に対応する。しかし,これは,「あの時は,こうだったのに,今回はこうなる」というバランスをなくす結果となり,子ども達や保護者に不信感を抱かせる。
今までの経験では,この線がはっきりしていたので,その場で生徒指導ができるが,まちまちの対応では,その場での判断が,後に覆ることもある。と言うことは,事が起きるたびに会議を開いて決定をするという後手の指導となる。
私たちは,体罰の禁止を言われ,どんなに殴られても殴り返すなと言われる。相手が殴ってこないという事を知っている「対教師暴力に及ぶ生徒」は,挑発をし,殴るのを待つような姿勢も見せる。こんな腹立たしいことはない。ただ,今まで,文科省が言っているように「正当防衛として」という事で毅然とした態度を示すという事も言われた。
しかし,多くの校長は,そういう姿勢を見せない。考え過ぎかも知れないが,校長自身の保身としか考えられない。中には,起訴されたら有罪になる可能性が高いと言う校長もいる。これは,刑法犯すべてについての事であり,体罰で(しかも,正当防衛)起訴が90%を超えるという事実は聞いた事がない。
こんな話を聞いた若い教師達は,もし,手を出したら,例え,正当防衛でも職を失うと思ってしまう。何も体罰容認ではなく,明らかに殴ってくる生徒に無防備で殴られてくださいという考え方に間違いがあると思っている。以前,生徒に刺されてなくなった教師がいた。それでも,私たちは,正当防衛で止めるために手を出してはいけないんですかと言いたい。
私は,こういう校長は,自分で,問題行動を起こした生徒を指導する見本を見せるべきだと思っている。
毎日のように起きる「対教師暴力」。いったい,同じ事を繰り返す中学生に私たちは何を教えるんだろう。法律を犯したり,人の体を傷つけたりしたら,どういうペナルティがあるのかを教えるべきではないんだろうか。警察にもお願いしたいが,やはり,中学生でも人を殴れば,大人と同様に,ペナルティがあることを教えてあげてほしい。
以前,警察に呼ばれた生徒が,「今度やらなかったら良いぞ」と言われたと,今回は,何の注意もなかったと言った。事実関係はわからないが,もし,本当だとしたら,彼らの思うままになってしまう。1回なら許されると・・・。これは,違うんじゃないか。
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