今,学校は,お手上げ状態。指導どころではない。授業エスケープ,対教師暴力,授業中に携帯電話,音楽を鳴らす,暴言など,日常茶飯事である。しかし,ここまで来ると,他の生徒への授業妨害もある。不思議に思うのは,保護者がよく我慢しているということである。授業がまともにできていない公立学校。越境も許されない。この状況を打破することは,もう,無理と言わざるを得ない。初動に失敗した典型例になってしまった。
過去の経験からしたら,保護者に包み隠さず現状を話す保護者会を開き,保護者に協力をあおいで当然の状況である。エスケープする生徒の数に教員の数が足りないのだから・・・。勝手三昧の毎日を送る彼ら,それに振り回される私たち。腰の重い管理職。良くなるはずもない学校。
校長が言えないなら,教育委員会に手をさしのべてもらいたいと真剣に考えている。大きな問題が起きてテレビ新聞などで報道されないと動かないのかな。でも,もういつ起きても不思議でない状況に達している。数年前に,ある中学校の事が,新聞や市議会で取り上げられ,教育委員会も動いたが,そうならないと動かないとしたら,私は,学校との連携に大きな問題があると言わざるを得ない。それか,学校側が,ひたすら隠しているかである。
学校に直接来てもらえば,ドアが蹴破られ,スイッチが壊され,机イスも破損させられ,授業中に走り回り,携帯電話をし,音楽をイヤホンで聴く,暴言を吐き,ドアを蹴飛ばす,ガムをかみながら歩く姿を見ることができる。そして,それを注意している私たちを見れば,どういう状況かすぐにわかるはずである。
校長室に呼びつけて叱った校長を知っている。前にも書いたが,校長が,なぜ,教職員から選ばれるかを考えるなら,当然の事と思う。また,指導すべき立場の人から,指導すべき内容も聞くことはない。もう何ヶ月も前から,私は予想していたことが現実になっている。と言うことは,こんな事は,もっと前にわかっていたことだ。しかし,何とかなるとでも思っていたんだろうか。信じられない気持ちである。
私が気がついていないんだろうか。
同じ事を書くが,なぜ,転任してきたばかりで50歳を超えた私のクラスに,大変な生徒が集まっているのか。そんな情報は一つもなく,突然の担任指名をされた。あきれている。後で聞いたら,「あの子は,こう」「この子はこう」という信じられない話ばかりだ。責任を取るべき人が取っていないから,こういう事になるんだと考えている。自分たちではできないから,新しい人に押しつけるようなやり方には,全く納得ができない。1年生や2年生ならまだしも,中学校3年生で,5クラスの内3クラスが新担任なんて信じられますか。
問題行動が多い学校は,体力勝負である。ここに,若さが必要である。若い人が多いにもかかわらず,年齢を上から数えたら数番目の,しかも,何も知らない私に押しつけたというのが真実だろう。まずは,現有メンバーを説得することからスタートするのが当たり前なのに,その説得もできず,結果として,何も知らない新メンバーに押しつける。管理者として力量不足と言わざるを得ない。特に,中学校3年生は,進路もあり,保護者との信頼関係も必要な学年である。学校を知り尽くした人から選ぶのは,当たり前だし,今までは,そういう経験しかしなかった。
百歩譲って,担任をしたとしても,それにこまめにアドバイスや助言をするのが当然に思える。彼らが,どういう流れで今のようになってしまったのか。家庭環境はどうなっているのか。今までに指導方針はどうだったのか。何一つ聞かされていないのである。
誰が,この人事を決めたんですか。その責任を果たしていますか。自分たちが,こういう学年を作ったんですよ。学年の先生達だけじゃないんですよ。そういう人選をした人が結果責任をとるんです。これは,逃れられない責任なんです。私が,最も嫌っている,責任逃れの方法をとったとしか思えない人事に思える。去年のメンバーで,はずれた人はなぜはずしたんですか。中学校では,1年生から持ち上がった人は,責任があるんです。私が知っている人で,後に大校長と呼ばれた人は「人事が終われば俺の仕事は終わり」とまでいうくらいの重要な仕事なんです。 そのために,どれだけの苦労や時間を使って説得したかを知っています。
私が,運良く,1年からスタートしたときは,どんなに辛いことがあっても,そのメンバーでやり抜く覚悟でやったんです。だから,大変なときは,いろいろと学年で話し合って,助け合って,そして,教頭などにもアドバイスをもらって,学年を作っていくんです。こういう方法で,頑張ってきたんです。どんなことが起きても・・・。
だから,今の自分を振り返ると,指導一つだって,「それは,違う。今までこう指導された」という事になってしまうんです。子ども達との信頼関係が崩れる場合だってあるんです。こんな事がわからないはずがない。教師をやっていたら・・・。
本当に腹が立っているんです。たぶん,教員人生の中で,この人事は,死ぬまで忘れないし,一生許さない人事なんです。過去には3年生に突然入ったことや2年生からスタートということもあった。でも,きちんと,事前に納得できる話をもらったし,学校事情の説明も受けた。また,指導の柱があったし,そのフォローもあった。強いて言うなら,「申し訳ない」という気持ちで任されていたので,そういう気持ちが伝わってきた。
しかし,今回だけは,あまりにも,ひどい人事だと間違いなく言える。私は,物じゃない。部品でもない。人の心を持った人間なんです。だから,もう壊れそうなんです。たぶん,気がついていないと思いますが・・・。学校は,子ども達を相手にしているんです。物を作るかのように誰でも良いから当てはめていくような人事ではダメなのは,学校関係者なら当然知っていることなんです。
定年が近づいている私,もう,同級生の多くが校長になっている。でも,自分は,違う生き方をしてきた。管理職としての力量がないのを自分が一番よく知っていたから・・・。だから,子ども達と一緒になって良い学校を創りたかった。でも,一人ではできないし,同じ思いの管理職がいないとできないんだということを思い知らされたのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿