私は,今年,転任と同時に中学校3年生の担任になった。こういう事は,過去にも経験はある。ただ,今回大きく違ったのは,生徒の実態も知らされず,今までの指導方針も聞かされず,初めての出校日にいきなり,有無を言わさず「さあやってください」という状態であったことだ。今までの経験では,信じられない事だ。
体を壊してしまうほど大変だったからかも知れないが,これは,絶対に許せないと今でも,思い出すだけで怒り以上のものを感じてしまう。言葉が悪いが「恨み」に近い感情は,いまだに消えない。
過去には,1年生からスタートできたこともある。その時には,1年生からやらせてもらえる事に感謝し,3年後を見越して,ある意味「責任」を持って目標を常に立て,取り組んできた。途中で,うまくいかなくて何度も悩み苦しんだり,他学年からの叱責も受けたこともあった。でも,自分の「責任」をあやふやにはしなかった。自分の目標は,常に決めていた。だから,時には,新しく加わった人との摩擦もあった。しかし,確固たる目標は揺るぐことはなかった。
今,自分は,この「責任」という言葉を考えるとき,1年生からどう育ててきたのだろう。2年生では,どう修正してきたのだろう。という事がわからない。ただただ,目の前で起こることに対処するのみである。
また,この「責任」というのは,人事を組む側にも言える。なぜ,今年は,こうしたのか。私にはわからない。中学校3年生で,5クラスの内,3クラスが新担任という状態は,正常な状態なのか。本当にそう考えたとしたら,ここまでの「責任」は,どこへ行ったのか。良いと思ってくんだ人事で,もし,失敗があるとすれば,「責任」を取るのが当然の事なんだと思う。今,私が疑問に思うことである。
今までの私が知っている例なら,転任してくる人たちは,よくわからないから,現有メンバーで組み上げ,せいぜい1クラスくらいを転任してきた人に任せるくらいではないだろうか。問題の少ない学校は,そうでなくともいいのだが・・・。
うがった考え方をすれば,「新しく転任してきた人は何も知らないからやらせとけ」と言われても仕方がない状況に思える。子どもを叱るときでも,1年から見てきた人とは全く違う。まして,問題を抱えている生徒であればなおさらである。それがわかっていないはずがない。
ならば,もっと,やることがあったんだと私は思う。一つ前の学校でも,3年生からのスタートだった。この時は,きちんとした説明を受けたし,担任についても相談がきちんとあった。私は,これが当然と考えている。だって,子どもを育てていくんだから・・・。
中には,無責任な人がいて,何ともならない生徒を「何も知らない人の方がお互い良いから」なんて言う人がいる。これは,まさしく,今まで育ててきた人たちの逃げでしかない。「責任」を感じていない一言である。
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