昨年度の職員採用試験で合否を結果発表の前日に伝えていたことを22日、明らかにした愛知県。県議や国会議員の秘書らからの「受験しているから、教えてもらえんか」という要請に抗しきれず、人事委員会事務局の山田保次長は長年、特別扱いしてきた事実を認めた。
要請者に合否を電話連絡したのは、翌日に張り出す合格者掲示板を作り終え、発送する通知書も整えた前日夕方。「合格者はすべて確定した」として、当時の池田全(たもつ)局長と山田次長の2人が受話器を手にしたという。
山田次長によると、2000年ごろ、いったん全庁的に事前の合否連絡を廃したことがあった。ところが、日ごろから付き合いのある県議らの要請を断り切れず、「圧力といえば圧力」と感じ、数年前から復活した。
同事務局はこれまで報道陣からの問い合わせに「事前の合否連絡はなかった」と回答してきた。山田次長は「かかわっていたのは私と局長。部下は知らずに、報道陣に『やっていない』と答えた」と説明。だが、その後に取材に応じていた山田次長も同様の回答をしていた。
山田次長は「部下が最初に答えてしまったため、そう答えるよう事務局で統一してしまった」と釈明し、陳謝した。
21日、大久保裕司局長と山田次長が県庁で対応策を協議。ウソをついたままではまずいと判断し、22日朝に神田真秋知事へ事実を報告した。
愛知県の職員採用試験の合否発表を事前に伝えていた件で,当初,「していない」としていた愛知県は,「していた」と訂正をした。恥ずかしい事だ。
しかも,当事者の一人は,それを知っていて,「今更」訂正をした。ばれなければ,それで良いとでも思ったのか。職員の不祥事があったとき,県は,どう対応するか。それを考えているべき者の訂正では,いったいどうなっているのかと思ってしまう。隠し事が,まだまだあるんじゃないかと世間に対して疑いを持たせてしまった。
採用には,不正はないと信じるが,「圧力に負けた」との新聞記事を見ると,「本当に?」となるのが世の中である。十分に反省をすると共に,そういう人が,人事担当者にいることじたい,寂しい話である。代々続いていたのかも知れないが,それを改革できない組織だったということになる。それが,行政改革を声高に言えるんだろうか。まずは,足元から改革。
0 件のコメント:
コメントを投稿