2007年12月21日金曜日

「塾費最高に」という記事

 中日新聞に「公立通学者塾費最高に」という記事が載った。常々,子ども達に「塾へ行く」ならば,そこで何かを学ばないと意味がなくなると言ってきた。

 我が家には,2人の子どもがいるが,塾には行かせていない。成績は良いからではなく,成績がかんばしくないときも行かせようとは思わなかった。今,高三の娘がいる。周りが受験期に入り塾に行き始めたときに,不安になったときもあるが,「学校で頑張ろう」と話した。当然,中三の息子も「塾に行っている子が得だ」というので,「そんなことはない」と言い聞かせた。 「自分で頑張る」という力をつけてほしい。それが,必ず人生で生きてくると思う。最初から,何にでも頼る子になりそうな気がした。
 今,何をどうして良いのかがわからなくなった若者が増えている。「自分で考える」事が苦手な子が増えている。勝手な思いこみだが,その原因の一つが点数を上げるためだけに塾へ行っている子じゃないだろうか。「勉強がわかる」という行き方なら,まだ良いとは思うが・・・。

 ただ,ここには,公立学校が,本当に「子どもの学力を考えている」事が前提である。それだけ,責任が重い。しかし,はたして,どれだけの学校がそれを考えているだろう。中には,「塾でやるから・・・」と平気で言う教師もいる。厳しい言い方をすれば,「塾に助けられている先生」がいるんじゃないだろうか。公立学校は,学校を選べない。先生も選べない。だから,もっと,もっと先生の質を上げていかないといけない。
 私は,今まで,素晴らしい教師をたくさん見た。それは,子どもをどう育てていくかを考える教師で,当然のように学力も上がっている。こんな教師がどれだけいるんだろう。抽象的な言葉ではなく。具体的に子どもをどう育てていくかを語れる教師や校長は,どれだけいるんだろう。私は,子ども達の「力」をのばせないと感じたら,当然退職をするつもりである。それだけ,自分のやることに自信をもっている。

 ところで,娘が中学校に通っている頃,授業が聞こえないと困っていた。勝手なことをする子が複数いて,授業が成立しなかったようだ。これでは,学校だけで頑張る子には酷な事だ。確かに,大変な子がいる。でも,授業ができる先生もいる。私たちは,何をそこから学んでいくのか。
 学校が一丸となって,学校を創っていく。こんな集団になっていきたい。それがぶれ始めたとき,学校は学校でなくなっていく。今,また,真剣にそう思う。

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